2007.1.1/更新 |
「- じゃあ、ホウレン草を注文すりゃ良かったのに。
- ホウレン草?
- ああ。フレデリック・ボワレの傑作『ゆき子のホウレン草』っていう漫画に出てくるんだ。音の響きがね、フランス人にとっては、日本語の "ホウレン草" と "おヘソ" が良く似て聞こえるんだよ。これ、是非とも読むべきだね。すごくヌーベルバーグって感じだし、すごくシンプル、すごくキレイなんだ。ラストのほうなんか、女の子のマティエール、肌、着物に実際に触ってるような感覚になる。『ゆき子のホウレン草』はね、漫画でありながら同時に絵画であり、短編映画でもあるのさ…」
ジェローム・アタル(フランス人歌手、作家)の日記より抜粋 |
「バンド・デシネ史上最も衝撃的作品のひとつ。だが、その手法はごくシンプルだ。(中略)橋本ゆき子嬢との間に起きた粋な恋愛模様が、リアルタイムに、作者が我々に語りかけてくるかのように進行する。」
仏書籍情報誌/月刊「Lire」より抜粋 |
「ボワレの手によるゆき子は、世界で最も美しい女性。まるでジャン=リュック・ゴダールの眼差しの向こうのアンナ・カリーナ、オリヴィエ・アサイヤスがスキャンしたマギー・チャンのように。(中略)フレデリック・ボワレはアンティミスト(親密派)である。主観的カメラアングルで、恋のもつ優しさ、愛情表現、絆、関係を描き、触れ合おうとしても掴み所のない瞬間をとらえている。」
仏日刊紙「Liberation」より抜粋 |
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2001年
太田出版&Ego Comme X社より
日本、フランス同時刊行
2003年
Ponent Mon社より
スペイン、ドイツ発売
Fanfare / Ponent Mon社より
イギリス、アメリカ発売
2004年
Coconino Press社より
イタリア発売
2005年
大辣出版より
台湾、マカオ、香港発売
Conrad Editora社より
ブラジル発売
2007年
Fanfare / Ponent Mon社より
イギリス、アメリカ発売予定
(リニューアル版)
Kultura Gniewu社より
ポーランド発売予定 |
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